アレルギー性気管支炎の治療

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アレルギー性気管支炎の治療

　アレルギー性気管支炎を治療する場合には咳に対する治療が主となります。

　気管支が腫れ気道が狭くなり、分泌物が増えているので、咳止めをむやみに使うと分泌物が気管支につまり、かえって細菌感染を引き起こしやすくなりますので、痰を出しやすくする薬が効果的です。

　気管支拡張剤などの痰を出しやすくする薬も症状により処方されます。発熱が続いたり、膿性痰が出ている場合には、細菌感染が考えられるため、抗生剤の投与があわせて処方されます。

　アレルギー性気管支炎の場合、症状が長引くこともあるので、その場合にはX線などの検査も行われます。

　市販の風邪薬には、抗ヒスタミン剤が加わったものが多く、気道が乾いてしまい、痰を出しにくくなってしまう危険性があるので注意しましょう。

　子供がアレルギー性気管支炎を起こした場合には、痰を出しやすくするためにお茶やイオン飲料などで水分補給をしましょう。

　高熱や咳は体力を消耗させます。出来るだけ横になって休んだ方が良いのですが、横になったり、夜になると症状が悪化する場合があります。その場合には頭と肩が少し上になるよう、マットやクッションを寝心地よく置いてあげると改善されることもあります。

　深夜に高熱を出すことも考えられますので、様子を見て熱があるようであれば体温を測りましょう。あまりに高熱が出ている場合には他の病気も考えられますので、医師などに早めに見てもらいましょう。
　細菌に感染している場合、熱は体内の細菌と戦うためにでているので安易に下げるのはよくないのですが、症状が長引き体力を消耗しているようであれば、氷枕などで冷やしてあげると寝やすくなります。